エレクトロニクスの成長は、情報化社会が加速をつけた事で、さらにワン・ステップ上昇した観があります。このエレクトロニクス事業に携わる当社も社会的使命を再認識する時期に来たと考えています。
操業から40年を迎え様とする現在、当社も技術提案型企業への道をたどり始めました。省スペース・高密度化を中心に、多様化するニーズに応えるため、独自の製品化技術の確立に取り組んでいます。従来の受注・生産という流れから、治工具製作の強化、生産技術設計・製造に力を入れ、技術提案型企業へと育てていく計画です。
こうした脱皮を図るには、何よりも人材が豊富でなければなりません。システム化した技術を基に、より良い製品作りの一員となれる若手技術者を養成し、層を厚くして行く。今までの太田電子としてのカラーにとらわれない、いま当社がなすべき課題です。ひとつの分岐点を越える。そこには新しい活動の場があるものです。
「牛尾ではなく鶏頭であれ」という言葉があるように、生産技術分野で、ナンバーワンの物作りをしていくことが、当社の使命だと考えています。この実現のためにも、皆様の、今以上のご指導ご鞭撻を仰ぐ所存でございます。また、従業員一同ご期待に添うよう常に《考働》していくつもりでおります。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
代表取締役 太田 厚