出会いは、馴染みの取引先からのご紹介でした。
A社は美顔器Xの生産・販売を企画しており、その製造組立業者を選定していました。
何度か打ち合わせ・試作を重ね、当社で生産を開始しました。
コスト面の課題は「カシメ技術の磨き上げ(企業秘密)」によって解決を図りました。
Xには要所にカシメ加工が施されており、加工には治具が必要になります。治具は消耗品で、生産をすればするほど摩耗し、一定数の生産を終えると交換が必要になります。その治具に工夫を凝らし、治具の交換数を減少させる「磨き上げ」を実施しました。
また、増産の課題は「生産工程の磨き上げ」によって解決を図りました。
電子機器製造には、様々な工程があります。はんだ付け工程や梱包など、その工程ひとつひとつを見直して、最適化を図りました。
「カシメ技術の磨き上げ」により、治具の耐久性を10倍にまで増大させました。結果、治具の交換費用が大きく減少し、A社のコスト削減に貢献しました。
また、「生産工程の磨き上げ」によって、生産量は5倍に増加。A社の増産要請にスムーズに応えることが出来ました。